凪野(なぎの)です!
「頭良くなりたい」とよく耳にしますが、そもそも頭が良いって何なんでしょうか。
これが分かれば、何をしたら頭が良くなれるかが分かります。
つまり、「頭が良くなりたい」というぼんやりとした目標が具体的になります。
なので、まずは「頭が良いとは何か」について知る必要があります。
これを知ったらあとはそれぞれを鍛えていけば、最終的には頭が良くなります。
あらかじめ言っておくと、特に読解力を鍛えることが重要です。
頭が良いとは何かーー3つの要素からなる
頭が良いって何なんでしょう。
ある人は、頭が良いとは知識が多いことだいうかもしれませんし、
またある人は、頭が良いとはテストの点数が高いことだというかもしれません。
もちろんそれらも間違いではないと思います。誰も正しい答えなんて知らないですからね。そもそも正しい答えなんてものが存在するかもわかりません。
でも僕は、頭が良いとは次の3つの要素を持つ人だと考えてます。
2.読解力がある
3.発想力がある
の3つです!
頭の良さの要素1.論理力があること
論理力とは
論理力とは、一言でいうと、「体系を把握する力」のことです。
タイケイ?なにそれ
例えばこの記事の目次を見てみると、
まず「頭が良いとは何か」、
次に「頭の良さの要素1」があって、その下にはさらに
「論理力とは」、「論理力をつけるメリット」がある。
これを図で表したものがこの記事の「体系」です。
この記事のさらに上位にも、カテゴリー(「勉強法共通」)があって、そのさらに上位にブログ自体(本で例えるなら本のタイトルに当たる)があります。上の図くらいまで書いてると、この記事の体系というよりはこのブログ自体の体系ですね(;^ω^)。
でも一応この記事の箇所だけ切り抜けばこの記事の体系になります!要はこの記事の目次がもろこの記事の体系です。
部分と部分が整理整頓されて、それが集まって全体が構成されているんだ。
クラスで例えるなら、つとみちゃんとその周りの席の人が集まって1つの班になるよね。
そしてつとみ班と他の班が集まって1クラスができてる。
さらにつとみちゃんのクラスと他のクラスが集まると1つの学年になるね。
で、それぞれの学年が集まると学校になる。
みたいな感じなのが体系!
この「体系」を理解できる能力が論理力だよ!
イメージをつかむために論理学とか法律学のガイダンスとかで真っ先にやる論理の典型例を見てみましょう。
いわゆる「三段論法」というものです。
「人間はいつか死ぬ(大前提)。Aは人間だ(小前提)。したがって、Aはいつか死ぬ(結論)。」
まず大前提となることを言った後に、それを個別に当てはめて結論を導く。
こういう思考法ができるようになったら、あなたは論理力が付いたといっても過言ではないです!
論理力をつける意味・メリット
メリットについても一応書いておきます。
論理力が鍛えられると以下の3つの良いことがあります。
- 物事を考える力が付く
- 人に何かを伝えるときに分かりやすく説明できるようになる
- 読解力が上がる
↓
さらにそれが集まって1つの「段落」になって、
↓
そして意味合いが近い段落同士が「意味段落」を形成して、
↓
意味段落が集まると「タイトル」に行き着く。
それから、論理力のつけ方についても、長くなってしまうので別記事で書きます!
頭の良さの要素2.読解力があること
読解力とは
読解力とは、文章と文章の関係、段落と段落の関係を読み解くことによって、明文で書かれていないことまでをも理解する能力のことです。
また、文の要旨を理解する力も読解力に含まれると思います。
個人的にはできるだけ早いうちに磨いておきたい能力だと考えてます。
なぜなら、読解力がないままでいると読解力が秀でた人と比べて多くの時間を使ってしまうことになっちゃいますし、手に入れた知識も見せかけの付け焼刃になってしまう可能性があるからです。
読解力をつける意味・メリット
読解力がある人は、そうでない人と比べて、同じ文章を読んだとしても①得られる情報量が多いですし、
(興奮するシナプスの数が多いと考えられるので)②記憶への定着もしやすく、③発想力にもプラスの影響を及ぼすと考えられます。
- 得られる情報量が多い
- 記憶に定着しやすい
- ひいては発想力が良くなる
読解力の重要さが分かる事例
ぶっちゃけると、勉強が苦手な人の多くは読解力をつけるだけで苦手を克服できると思います。
友達に「どうやって勉強してるの?」と聞かれることがありますが、結構聞いてくる人の多くは勉強の仕方自体には問題がないんです。
じゃあ何が足りないのかというと、「読解力」です。
その友達は勉強内容についても僕に聞いてきてくれるんですが、ある日こんなことがありました。
その友達は僕にこう質問してきました。
「凪野、この〇〇が~である理由ってなんなの?教科書読んでも書いてないんだけど」と。
でも、見てみると教科書にはしっかり記述されていました。
明文ではないですが、きちんと読解すれば読み解くことができるくらいには書いてあったんです。
てなわけでこの事例からもできる限り早いうちに読解力をつけた方が良いということが分かります。
本来得られるはずの情報を見逃してしまってたりするわけですからね。でも本人はそれに気づくことが難しいんです。
なので、この記事を読んで「私もしかして読解力あんまりないかも?」と気づけるだけでも大分大きな発見だと思います!
もっとも、友達相手に「読解力をつければ解決するよ」なんて言えないですけどね…。
なぜならそれは、明言してないだけで「(君は読解力がないんだよ。だから)読解力をつければ解決するよ」と読解できますからね。
相手のためを思っているとはいえ、人の悪口はあまり言いたくないですよね…(-_-;)
でも、心配しなくても全然大丈夫です!しっかりとしたやり方で練習すれば読解力は身につきます!
ここだけの話、僕の読解力はもともとはポンコツでしたし。笑
しっかりとしたやり方は、先ほども挙げましたがこちらの記事〈自頭を良くする・記憶力をつける方法!重要なのは国語の読解力!〉で書いてます。
めちゃくちゃ長い記事なので1日で読めないかもしれないですが、市販の教材以上に濃い内容だと思っていただいて構いません!
本当ならその友達にも読んでほしいなぁって思ってるんですが、知り合いに見られるのが恥ずかしくて内緒にしてます。笑
頭の良さの要素3.発想力があること
発想力とは
発想力とは、1つの単語やイメージ(概念や画像、映像、音、匂い、感覚、感情など)から他の単語やイメージを連想する能力です。
つまり、新たなアイデアを思いつくことができる能力ともいえます。
例えば「りんご」という単語を見たとき、りんごの見た目や色、味などを思い浮かべると思います。
もう少し知識がある人は、生産量1位は青森県、バラ科リンゴ属、デスノートのリュークが食ってた、ミュージックビデオとかにりんごがポツンと置いてある謎の演出…とかまで思いつくかもしれません。
ちなみに僕は「りんご」という単語をパッと見ても、見た目と「俺は梨の方が好きだ」ってことくらいしか思いつきませんでした笑
このように、発想力は①知識量と②知識同士のつながりの強さ・多さに裏付けられていると考えられます。
①知識量
②知識同士のつながりの強さ
を鍛えると良くなる。
発想力をつける意味・メリット
発想力をつけるメリットは主に以下の4つです。
- アイデアが浮かびやすい
- 何かを読んだとき記憶に定着しやすい
- 読解力が良くなる(特に小説や詩・歌詞の読解)
- 文章を書くとき語彙を豊富に使えて、表現力豊かになる
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追記:記憶力について
記憶力も頭の良さに含めるか悩んだんですが含めませんでした。
でも一応、記憶力は読解力に影響を与えると思いますし、記憶の仕方が発想力に関わってくるので含めてもいいと思います。
そんなわけで、一応記憶力についても追記します。
記憶力とは
記憶力はご想像の通り記憶する能力です笑
ただ、記憶のメカニズムなど詳しいことについては長くなるので個別に記事を書く予定です。
アップしたらTwitterでお知らせします。
記憶力をつける意味・メリット
記憶力が上がると、①少ない作業で覚えられるのは分かると思います。
でもそれ以外にも②読解力が上がります。
なぜかというと、前の文章や段落の内容を覚えていられるとつながりが見えやすくなるからです。
(この場合厳密に言うと記憶力の中でも特にワーキングメモリーのことを指しています。が、細かいことは気にせず行きましょう!)
それから、③スポーツや楽器演奏、イラストなどの習得も早くなります。
事実、自分で言うのはアレですが、僕のあらゆることの習得スピードは以上に早いです。
作詞・作曲・編曲ができるだけでなくイラストも売ったことがあるくらいに描けるのは、習得が早いからってのが大きいです。
(※ただ、スポーツや楽器演奏などは、記憶される場所が違うとされているので同じに扱うのはやや問題があるかもしれません。いわゆる「手続き記憶」と言われるものです。こんなの覚えなくていいですが興味ある人がいるかもしれないので一応書いておくと、「手続き記憶」とは、体で覚える記憶を言います。)
- 少ない作業量で覚えられる
- 読解力が上がる
- スポーツとか楽器演奏とかの習得も早くなる。
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まとめ
前回の記事〈適切な目標の立て方と目標を紙に書く書き方〉で目標設定の仕方について見てきましたが、
そこで頭がよくなりたいという目標を立てた方は特に、これを機に頭が良いとは何かを考えてみましょう!
将来脳科学が発展して「頭の良さとはこれだろう」ということが分かったとしても、それもまたただの一つの定義づけに過ぎません。
僕の定義だっていろんな定義づけの中の一つにすぎません。
自分の頭で考えて「頭が良いとはこれだ」と定義してみましょう!自分の頭で考えることが頭を良くする入口です!
なぜなら、自分の頭で考えるということは、頭の中で論理を構築し、それをもって新たなアイデアを発想するということだからです。知識を整理して、つなぎ合わせてアウトプットプットしていくということです。
最後に復習すると、
知性は3つの要素からなる。
① 論理力
② 読解力
③ 発想力
そして、この3つはそれぞれ密接に関連しあっている!