凪野(なぎの)です!
- 「記憶力に自信がない」
- 「思い出したいことが思い出せないことがよくある」
という方は必見です!
記憶力を高めたいと思った時に多くの場合、覚え方、つまりインプットのやり方に目が行きがちです。
たしかに覚え方も大事なのですが、記憶のメカニズムから考えると記憶を「思い出す」方法もかなり大事です。
以下では、科学的にも良いことが分かっているCCRという思い出し方をご紹介します(*’▽’)
Category Clustering Recall(CCR)
今回紹介する方法は、カテゴリー・クラスタリング・リコール、略してCCRです。
横文字多すぎて難しそうですが案外無意識にやってる人も多いです。
方法はいたってシンプル。
何かを思い出そうとする時に、その関連事項からの関連で思い出そう、というものです。
例えば、試験中になかなか思い出せない時に「教科書のあそこの下に書いてあったんだよなぁあああ」ってなることがありますが、あれも一応CCRです。
この場合、単語などを思い出すために、ページをめくってる時の動作を思い出すことで記憶をひねり出そうとしているわけです。
てなわけで、すでにその思い出し方をしている人は自信を持ってください!
そのやり方は科学的にも適切です(´▽`*)
ただ、それでも思い出せない時はありますよね。
以下ではそういう時の対処法を書きます。
それでも思い出せない時の思い出し方
これもまたいたってシンプル。
よりカテゴリーを狭めていけばいいだけなんです。
むしろそれが脳の仕組みを考えると一番理にかなってるんだ
例えば、ある単語を思い出したいときに、「ページめくった右上のあそこに書かれてたんだよなぁ」ってやっても思い出せなかったら、
そこからさらに「こんなイメージの単語だったなぁ」「暗いイメージの漢字が含まれてた気がする」「”か”から始まるやつだった気がする」みたいな感じで、どんどん関連事項をひねり出して絞り込んでいくだけです。
これらの関連事項が引き金となって、本命の単語を思い出すことができます。
ポイントは、とにかく関連する事柄やイメージをなんでもいいからたくさん思い出してみることです。
特に、最初の頭文字などは本当に何も思い出せない時に有効だと個人的に思います。
まとめ
今回は「覚え方」ではなく、「思い出し方」について書いてきました。
すでにやっているという方も多かったのではないでしょうか。
科学的にも適切なやり方なんだと自信を持ってください!٩( ”ω” )و
では、今回の記事の要点を復習しておくと、
参考文献
- “Enhancing the cognitive interview with an alternative procedure to witness-compatible questioning: category clustering recall”, Rui M. Paulo,Pedro B.Albuquerque, Fabiana Vitorino & Ray Bull, 2017.
- “Enhancing individual and collaborative eyewitness memory with category clustering recall.”, a Department of Psychology, James Cook University, Townsville, Australia.,2018.