英単語

効率のいい英単語の覚え方。例文を読むべき4つの理由と良い勉強の仕方

凪野(なぎの)です!

 

スピーキングやリスニングを意識した英単語の勉強をしていますか?

単語の勉強はかなり多くの時間を割くことになるので、チリが積もって大きな差になります。

 

どうせやるならスピーキングやリスニング力も意識した勉強法をしていきましょう!

 

この記事では、記憶に定着しやすく、なおかつ英語を読む基礎的な力まで上がってしまうシンプルな英単語の勉強法をご紹介します。

効率よく英単語を覚えるには例文を読んだ方が良い理由

まずは巷でよく見かける、「1単語1秒で高速周回する」というやり方が科学的に考えてあまり良くない理由を見ていきましょう。

「1単語1秒で高速周回」が良くない理由

理化学研究所の研究や他の研究を踏まえると、

記憶というのは、既にある記憶と結び付ければ結びつけるほど強固になって長期的に記憶できると考えられます。

 

これだけで勘の良い方はお気づきでしょう。

「1単語1秒で高速周回」では単語に対する記憶の結びつきが極端に少ないです。

これでは記憶効率は非常に悪いです。

 

例えば、「relieve」という単語に対して結びつくのは、

①「リリーヴ」という発音
②「やわらげる」という意味・イメージ

の2つだけです。

 

つとみ
へ~
じゃあ、例文を読む場合はどうなの??

例文を読んだ方がいい理由【4つ】

①結びつきが非常に多い

例えば、This medicine will relieve your headache. という例文を読んだとします。

 

この時「relieve」に対して結びつくのは、

  1. 「リリーヴ」という発音
  2. 「やわらげる」という意味・イメージ
  3. This medicine(薬)の発音・意味・イメージ
  4. your headache(頭痛)の発音・意味・イメージ
  5. 文全体から得られるイメージ

などです。

圧倒的に既存の記憶と結びつきやすいことが分かります。

つとみ
あー。言われてみればたしかに!

②その単語の使い方が覚えられる

さらに、単語の使い方も覚えられます。

例えば、用法が複雑な単語とかありますよね。

あれも覚えやすくなります。なぜなら例文によってイメージと一緒に覚えられるからです。

 

③英文法や英語独特な表現が自然な形で身につく

例文で使われている文章の文法は、単語帳全体を通してみると多岐にわたります。

そのため、文法が考えなくとも分かるくらいに身につくんです。

 

しかも、多くの単語帳では慣用表現や英語らしい表現を上手いこと例文に盛り込んでいます。

これによって、見出し語以外の知識も増えますし、英作文やスピーキングも上達します。

 

④英語を読むスピードが格段に上がる

大抵の単語帳は2000近く単語があります。

ということは、合計2000文を読むことになるわけです。

しかもそれを何周か読むわけなので・・・?

 

そりゃ読むスピードも上がります!笑

単語の勉強で同時に読む力までつくわけですから、時間効率的にも非常にお得ですね。

 

ちなみに言えば、日本語の知らない単語を辞書で調べた時も、例文を読んで用法とかイメージをつかみますよね。

日本語でそうなら英語でも例文を読んだ方が良いのは同じです。

つとみ
た、たしかにっ…!

効率の良い英単語の勉強法とは?

それでは、具体的にどんな風に勉強したらいいのでしょうか?

 

と、その前に!

まずは単語帳のレベルが自分に合っているかも大事です。

準備編:単語帳は5割くらい知ってる単語を使うと良い

どうでしょうか。

あなたの単語帳は知ってる単語がちょいちょい出てきますか?

 

「全部知らない単語だ…」

って感じると、すごく疲れますし、やる気が出ません。

 

できれば5割くらいは知ってる単語の方が良いです。

知らない単語が多い単語帳を使うときの対処法

とはいっても、知らない単語が多い単語帳を使うしかない場合もありますよね。(例えば英検1級の単語帳など)

 

そんな時には、この後紹介するステップに入る前に、これから勉強する単語に軽く目を通しておくのがオススメです。

具体的には、

単語帳をパラパラとめくりながら、発音を確認する

その際、意味も軽く確認する

 

この時覚えようとする必要はありません。

「あ~、なんか見たことあるけど、なんだったけな」

っていうくらいになれば十分です。

 

脳は「これ何だっけ?」と思い出そうとしてる時が記憶に定着しやすいです。

しかも、一応知らない単語じゃなくなっているので、勉強の負担が少し減ります。

つとみ
なにそのヘリクツ(笑)
つとみ
でも確かに見たことある単語の方が勉強しやすいかも

英単語の勉強法【3ステップ+復習】

では、いよいよ英単語の勉強に入っていきます。

 

ここで、大事な考え方があります。次の言葉を必ず胸に刻んでおきましょう。

「英単語の勉強は読書と同じ!覚えようとしなくていい!」

つとみ
そ、そんな、バカなっΣ(・□・;)

 

そう。

英単語は覚えようとする必要はなかったんです。

だって、小説って覚えようとしてないのに内容を結構覚えてますよね。

つまり、ちゃんとイメージしながら読んでいけば忘れづらいんです。

 

OKでしょうか、

あの言葉を胸に刻めましたか?

 

では、いよいよ始めていきましょう!

英単語の勉強法【3ステップ+復習】

①まずは発音を確認する(できれば声に出すともっと良い)

まずは発音を確認してください。

出来れば実際に声に出してみるのが理想です。

 

この時、日本語発音にならないように注意しましょう。

正しい発音で勉強することで、リスニング力やスピーキング力も同時に上がります。

 

発音記号って読めるようにした方がいいの?

発音記号を読めるようにしておいた方が断然効率が良いです。

一生役立つスキルなので早い段階で読めるようになるのがおすすめです。

YouTubeで調べればたくさん出てきますのでマスターしちゃいましょう!

 

②次に意味を確認する

発音を確認したらそのまま意味を確認していきます。

サラッと確認して次のステップに進みましょう。

 

ただし、意味がたくさんある単語の場合には、根本にあるイメージは何かを考えると覚えやすさが格段に上がります。

 

例えば、judgeという単語にはたくさん意味が書いてあります↓

judge「裁判官, 判事; (競技・コンサートなどの)審判員, 審査員」

これを一字一句覚えていたら大変です。

こういう時は、このように考えましょう。

「なるほど、”判断する人”だな」と。

 

③例文を読んでイメージをつかむ

このステップが1番重要です。

①、②は時間をかけずサラッと終わらせましょう。

そしてすぐに例文を読んで単語を理解できているかチェックしましょう。

 

まずは例文を読んでください。(英語の語順の通りに読む)

理解できなければ、訳を見る。訳を読んでしっかり自分の言葉でイメージできることが重要です。

そうしたらもう一度例文を読んでみましょう。

日本語訳を読んだ時と同じくらいに理解できていれば完璧です。

 

要は、例文は単語の理解度チェックのツールです。

例文を読んだときにしっくりくる感覚があったら、それはその単語をしっかり覚えられたサインです。

逆に、例文を読んでも「ほー」とか「へ?」みたいな感じならまだその単語が身についていません。

 

とはいえ、どうせ翌日に復習するので、完璧じゃなくてもどんどん次の単語に進んでOKです!

 

あとはしっかり復習することが大切です。

一度ですべて覚えることはできません。

ベストタイミングで復習しましょう。

つとみ
復習のベストタイミングっていつ?

 

【復習1回目】翌日に復習する

1回目はさっそく翌日にやりましょう。

前日にやったので復習は前日よりもすぐに終わります。

覚えてる単語は軽く流し読みしていきましょう。

 

忘れてた単語は理解できるまで繰り返し例文を読むようにしてください。

きっと前日よりも例文を読むスピードが上がっていることと思います。

そんな時はすかさず自分の成長を褒めてあげましょう。それがモチベUPと自信UPにつながります。

 

【復習2回目】1週間後に復習する

一週間後、もう一度覚えてないところを中心に読み直しましょう。

覚えてるところは例文を読まずチラ見程度でOKです。

 

 

ちなみにですが、僕の高校時代は毎週単語テストがあったのでちょうど良かったです。

テストの1週間前に単語を勉強しておけば、テスト直前に復習すればちょうど1週間後の復習になるんですよね。

 

英単語の勉強法まとめ

要点は以下5つです。

  1. 覚えようとする必要はない!
  2. 英語の正しい発音で勉強する!
  3. 納得いくまで例文を何度も読む!
  4. 例文を読むときは英語の語順通りに理解する!
  5. ベストタイミングで復習する!

 

「このやり方で正しいのかな…」という不安はあると思います。

でもまずは今回紹介したやり方を今日からでも実践してみてください。

2週間経つ頃くらいには成長が感じられると思いますよ。

いつの日か「英語が得意!」と胸を張れるくらいにまでになれるはずです!

 

実際、僕は他のやり方も試しましたが、結局1つ1つ例文をしっかり読むこのやり方が一番でした。

少なくとも、僕はこのやり方を続けてきたおかげで、ある程度英会話もできますし、情報収集の一環として英語の論文もしょっちゅう読んでいます。

 

「成果がでてきたな~」と感じたら、僕にご報告してくれたら嬉しいです。

それが僕のモチベになります(´▽`*)

 

発音については、<英語は発音をしっかりできるようにした方が良い2つの理由と練習法>も役立つかもしれません。

では、また!

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