凪野(なぎの)です!
- 「本とか教科書を読んでも全然覚えられない・理解できない」
- 「勉強してるのに全然成績が上がらない」
- 「頭が良くなりたい」
以上の悩みのどれかに当てはまる人に読んでもらいたい記事となってます。
というのも、以上のような悩みは、読解力が一因としてあります。
なので、文章の読み方を身に着ければ解決します!
実際、凪野は試験範囲を一回読んで翌日不安なところだけ読みなおしただけでかなり厳しい教授の試験でも9割以上取れました。
それくらい読む力は大事なんです。
でもこれは私の脳みそが特別なわけではありません。特訓すれば誰でもできます。
できる人が少ないのは、ちゃんとした読み方を教えてくれる人が少ないからです。
というわけでこの記事では、文章の読み方をご紹介します。
それでは見ていきましょう!٩( ”ω” )و
1.文章全体の構成を知る
まず、読解力を上げるには「文章全体の構成」を理解することが大事です!
なぜかというと、本や教科書、新聞記事などの文章というのは、ある程度決まった構成で書かれているからです。
なので、この構成に慣れてしまえば文章が読みやすくなるわけです(*´ω`*)
以下では、下の例文を使って説明していきます。
(例文の論理構成は、実際に専門書や論文などのお堅めな文章でよく使われる論理構成を少し簡単にしたものです。
読解力の説明にもってこいのちょっぴり読みづらい構成です。)
労力に反して勉強の成果が出ない原因として、スポーツにおける場合と同様、大きく2つの原因が考えられる。まず、勉強の方法自体に問題がある場合である。勉強方法が不適切では、勉強効率が著しく低下し、いくら勉強時間を増加させようと効果は薄い。スマートフォンを机に置きながら勉強している場合(このような場合、集中力が低下してしまう)、意味を理解せず闇雲に暗記する勉強法等を用いる場合などは、勉強方法自体に問題がある場合と言える。
これに対し、勉強方法自体には問題がない場合、すなわち、学習者自体の能力に問題がある場合がある。このような場合にも、勉強効率が低くなるので、勉強時間を増加させたとしても効果は薄い。学習者の読解力が不十分な場合、睡眠不足等で疲弊しており頭が十分に働いていない場合などは、学習者自体に原因があるケースに当たる。
なお、後者の場合においても、以下の理由から、基本的には改善が可能である。すなわち、ヒトの脳は試行を繰り返すことで神経細胞間のつながりを密にしたりつながりの数を増やしたりし成長するものであるので、適切な改善策を講じさえすれば、読解力や記憶力といった学習者自体の能力は改善されるからである。
1つの文の成り立ち
文が始まってから「。」が出てくるまでが一つの文なわけですが、
ここではまずは1つの文の成り立ちを見ていきましょう。
言うまでもないんですが1つの文は単語と単語が集まって構成されています。
でも、さっきの例文の中には読みづらい文もあったんじゃないでしょうか?
読みづらい原因は主に3つあります。
- 知らない単語がある
- 読み慣れていない表現がある
- 文が長すぎて理解できなくなる
の3つです。
この3つを改善できれば読みづらさを改善できるわけです。
では、解決する方法を一つ一つ丁寧に説明していきます(*’▽’)
① 知らない単語があるときには
まず①!!!は辞書で調べるだけで済みます(笑)
でも一応コツはありますよ!
知らない単語に出くわしたら知ってる単語に置き換えて読むようにするとそのうち置き換えなくても読めるようになります。
例えば、「彼は、厭世主義に陥ってしまった。」という文があったとして、「厭世主義」という単語が分からなかったとします。
辞書で調べると、「厭世主義」=「厭世観1」に同じ と出てきましたので、「厭世観」を見てみると、
厭世観とは、1 この世の中では幸福や満足を得られず、積極的な価値は認めがたいとする人生観。また、そのような人生観に基づく哲学上の立場。厭世主義。ペシミズム。⇔楽天観。
2 物事の成り行きを悪い方向にばかり考えやすい傾向。悲観主義。
引用元:コトバンク、デジタル大辞泉
あとはこれを自分の言葉に置き換えて元の文に代入してみます。
すると、「彼は、この世に価値を感じられなくなってしまった。」とか、
「彼は、この世を嫌う主義に陥ってしまった」とか、
もっと単純化すれば「彼は、ネガティブになってしまった」とかになります。
知らない単語に出くわしたときは、こういう風に知ってる言い回しを代入するようにすると、
そのうち代入しなくても分かるようになります。
② 読みづらい表現があったときには
お次は②の解決策です。
読みづらい表現があったときには、自分の言葉に置き換えてください!
さっきと同じです!笑
例えば、例文冒頭「労力に反し勉強の成果が上がらない場合」が読みづらい表現の場合、
- 「労力に対して勉強の成果が上がらない場合」
- 「頑張ってるのに勉強の成果が出ない場合」
みたいにちゃんと自分の頭で理解できる形に落とし込みましょう!ってことです(*’▽’)
読みづらい表現を最後まで放っておくのは絶対にNGです!
自分の言葉で説明できないということは理解できてないということです。
自分の言葉で言えないということは、自分の脳みそにとっては「記号」を暗記するのと同じなんだよ!
③ 文が長すぎて理解しづらいときには
ラスト③です。
文が長すぎて理解できないときは、意味ごとに区切って読んでいくと読みやすいです。
例えば、最後の段落の文なら、
「すなわち、ヒトの脳は試行を繰り返すことで神経細胞間のつながりを密にしたりつながりの数を増やしたりし成長するものであるので、/ 適切な改善策を講じさえすれば、/ 読解力や記憶力といった学習者自体の能力は改善されるからである。」
みたいに区切れごとに意味を理解しながら読む感じです。
区切ってもまだ読みづらいときは、文の骨格となっている部分だけを読むと分かりやすくなります!
この能力、かなり大事です( ..)φメモメモ
例えば、
「すなわち、ヒトの脳は試行を繰り返すことで神経細胞間のつながりを密にしたりつながりの数を増やしたりし成長するものであるので、/ 適切な改善策を講じさえすれば、/ 読解力や記憶力といった学習者自体の能力は改善されるからである。」
だとさっきより読みやすくないですか?
ごちゃごちゃしたのでまとめておきます。
2.読みづらい表現があったときは、自分の言葉に置き換えてみる!
3.文が長くて理解しづらいときは、意味ごとに区切って読む!
4.区切っても分かりづらいときは、文の骨格を読む!
5.ちなみに()は飛ばして読んだ方が読みやすい!
文と文のつながり
1つの文は分かりました。
じゃあ、今度は文同士のつながりはどうでしょう。
文と文は多くの場合関係しあっています。
この関係性を意識できるようになると一気に読めるようになります!
では、例文の1段落目を例に一つ一つ丁寧に説明していきます。
労力に反して勉強の成果が出ない原因として、スポーツにおける場合と同様、大きく2つの原因が考えられる。 まず、勉強の方法自体に問題がある場合である。 勉強方法が不適切では、勉強効率が著しく低下し、いくら勉強時間を増加させようと効果は薄い。 スマートフォンを机に置きながら勉強している場合(このような場合、集中力が低下してしまう)、意味を理解せず闇雲に暗記する勉強法等を用いる場合などは、勉強方法自体に問題がある場合と言える。
① 1文目と2文目の関係性
例文1文目のあと(2文目の最初)に「まず、」とありますから、
2文目は「今から1文目で言った2つの原因のうち1つ目を話しますよ~」ってことなので1文目とつながりあっていますね。
このつながりをしっかりと意識しながら読むのが大切です。
② 2文目と3文目の関係性
3文目だけを読んでみると唐突に説明が始まったようにも見えますが、
2文目との関係を意識すればすんなり読めます。
つまり、2文目が「〔勉強方法自体に問題がある場合〕が1つ目の原因だ」と言っているのを受けて、
3文目でその補足説明、つまり「どうして勉強方法が不適切だと勉強の成果が出ないのか」を説明しています。
ちなみに3文目をさっきみたいに別の言葉に言い換えるなら、
「勉強方法が良くないと勉強効率が悪くなっちゃって、いくら勉強しても成果が出にくい」となります。
あと、小技ですが言い換えるときに二つの文に分けて言い換えることもできます
→「勉強方法が良くないと勉強効率が悪くなっちゃう。だからいくら勉強しても成果が出にくい。」
③3行目と4行目の関係性
はい。なんか4行目でいきなり「~の場合、~の場合」とか言い出しました。
でも大丈夫。きっとここまで読んだ方ならこれも読めます。
ここは3行目との関係というより、2行目との関係が強いと考えた方が分かりやすいです。
つまり、4行目では「勉強法自体に問題がある場合」の例を挙げているだけです。
私の言葉で言い換えると、
「〔勉強法自体に問題がある場合〕ってのは例えばこんなのがあるよ~」って言ってるわけです。
さて、文と文のつながり、すなわち1つの段落(の中身)を読むときに心がけたいポイントは1つだけです。
それは、その段落が何について話しているのかを意識しながら読むことです。
基本的に、1つの段落には1つの言いたいこと(テーマ, 題)が書かれています。
例えば、今見てきた1段落目が言いたいのは「〔勉強方法自体に問題がある場合〕について」です。
読み方のコツとしては「見出しをつけるなら何だろう」って考えるとわかりやすいです!
ちなみに、書き手は読みやすいように意識して書くので、〔段落で言いたいこと〕は1行目に書かれてることが多いです。
(後で話す”文章の型”に慣れてしまえばすぐに分かるようになります。)
でも、それでも読んでる途中で分かんなくなっちゃうことはあります。
そんな時には〈1つの文の成り立ち〉のとこでやったように、段落の骨格を読みましょう。
例文1段落目の骨格は、
「勉強の成果が出ない原因は大きく分けて2つある。1つ目は勉強の方法自体の問題。〔補足説明〕。〔例示〕。」です。
ずらずらと書いてあるけど、言ってることはこれだけです。
こうしてみてみると、こういう読み方ができるかできないかで雲泥(うんでい)の差があることが分かると思います。
こういう風に、要点だけをしっかり読んで他は流し読むってのができるようになると、
読む速度も上がるし理解度も高まって記憶の定着も良くなりますよ(´▽`*)
2.〔段落の言いたいこと〕は大抵1行目に書いてある!
3.もし分かんなくなっちゃったら、段落の中の骨格を読む!
続けていくと考えなくても分かるようになるよ!
体に染みつくまでは毎回考えながら読んでいこう!
段落と段落のつながり
よし!この記事の山場はあと少しで終わりだ!
次は、段落と段落のつながりを見ていきます!
さっきの1段落目の骨子(こっし)を読んで思ったことがあると思います。
「2つ目の原因はなんなの?2つ目はよ。もう気になりすぎて夜も眠れなくなりつつある」と。
その発想が出てきた方はもう最強になりつつあります。
つまり、2段落目冒頭「これに対し」を見た瞬間に、「2つ目来たぁああああああ!!!フォォオオオオ↑↑↑」と気づくことができるということです。
そして、〔2段落目の言いたいこと〕はおそらく〔2つ目の原因〕についてだろうということまでをも推測できます。
このように、段落と段落は文と文の関係に似ています。
例えば、今回の文章全体は、
「勉強の成果が出ない理由は主に2つある。1つ目は、勉強方法自体に問題がある場合だ(1段落)。そして2つ目は、学習者自体に問題がある場合だ(2段落)。なお、学習者自体に問題があるといってもそれは改善できるから安心してくれよな(3段落)。」
というように文と文の関係みたいになっています。
今見てきた「段落を読む感覚」を意識してもう一度読んでみてください。↓↓↓
ポイントは、「要点だけをしっかり読んで、そのほかは軽く読む」です。
労力に反して勉強の成果が出ない原因として、スポーツにおける場合と同様、大きく2つの原因が考えられる。まず、勉強の方法自体に問題がある場合である。勉強方法が不適切では、勉強効率が著しく低下し、いくら勉強時間を増加させようと効果は薄い。スマートフォンを机に置きながら勉強している場合(このような場合、集中力が低下してしまう)、意味を理解せず闇雲に暗記する勉強法等を用いる場合などは、勉強方法自体に問題がある場合と言える。
これに対し、勉強方法自体には問題がない場合、すなわち、学習者自体の能力に問題がある場合がある。このような場合にも、勉強効率が低くなるので、勉強時間を増加させたとしても効果は薄い。学習者の読解力が不十分な場合、睡眠不足等で疲弊しており頭が十分に働いていない場合などは、学習者自体に原因があるケースに当たる。
なお、後者の場合においても、以下の理由から、基本的には改善が可能である。すなわち、ヒトの脳は試行を繰り返すことで神経細胞間のつながりを密にしたりつながりの数を増やしたりし成長するものであるので、適切な改善策を講じさえすれば、読解力や記憶力といった学習者自体の能力は改善されるからである。
つまり、文章というのはフラクタル構造になっています。
今までわかりやすかったのに今のでもうわけわかんなくなっちゃったよ!!怒
下の画像を見てもらうとわかりやすいよ。
フラクタル構造というのは、部分を見ても全体を見ても同じ構造をしてる構造のことです。
例えば、画像の変な野菜(?)は、三角のとげが集まってもう少し大きいとげになっていて、その少し大きいとげが集まって全体として大きなとげの形をしています。
逆に分かりづらいですかね?
本に例えるなら、文と文が集まって段落になって、段落と段落が集まって一つの項になって、項と項が集まって章になり、章と章が集まって本になる、ということです。
2.〔段落の言いたいこと〕を読んでいくと全体の文章の要旨が把握できる!
2.段落ごとに読む・意味段落とは何か
もうこの記事の山場は過ぎたので、気楽な気持ちで読んでいただければと思います。
実は、例文が短かったので紹介できなかったことがあります。
それは、意味段落についてです。
意味段落とは、関連性の高い段落をひとまとまりにした大きな意味のまとまりです。
例えばあの例文に以下のように4~7段落があったとします。
〔1段落の言いたいこと:勉強の成果が出ない原因は主に2つ。1つ目は勉強自体に問題がある場合。〕
〔2段落の言いたいこと:2つ目は学習者に問題がある場合〕
〔3段落の言いたいこと:学習者の問題は解決できる〕
〔4段落の言いたいこと:読解力の鍛え方としてはいくつかの方法がある。一つ目…。〕
〔5段落の言いたいこと:2つ目…。〕
〔6段落の言いたいこと:記憶力を鍛える方法は…。〕
〔7段落の言いたいこと(結論):原因が何かを把握して、それに見合った方法を取るのが良い〕
この場合、[1~3]、[4~5]、[6」、[7]と分けたものが意味段落です。
(4~6でひとまとめにしてもいいと思います。その辺は人によって多少誤差があるかと思います。)
てなわけで、この例文全体の要点は、
「勉強の成果が出ない原因[1~3]。読解力の鍛え方[4~5]。記憶力の鍛え方[6]。原因が何かを把握して、それに見合った方法を取るのが良い(結論)[7]。」
です。
ずらずらといっぱい文字があったとしても、大抵はこの程度です。
普段から段落を読む意識をしましょう!٩( ”ω” )و
要するにポイントは2つです。
少なくとも慣れるまで、文章を読むときは普段から以下の2つをやる癖をつけるのがおすすめです!
2.〔段落の言いたいこと〕を文と文のように読んでみて、意味のまとまりごとに線を引くなどして区切る!
3.文章の型を覚える
もし今ここまで読んでくれてる人がいたとしたら、もう5000文字以上読んだことになりますね!(゚Д゚;)
もしかして私って天才?
大量の文章を読めるのは正しい読み方が身についている証拠!
では、今度は「文章の型を覚えておくと良いよ!」という話をします。
文章の型に慣れておくと、〔段落の言いたいこと〕も見つけやすいし、読むのが楽になります。
ここでは1つの段落内で使われる文章の型の一例をいくつか書いておきます。
普段使ってる教科書などを出して、どの型が使われてるか確認しながらやると、分かりやすいです!
- 〔段落の言いたいこと〕。〔理由・根拠〕。〔補足説明〕。〔例示〕。
- 〔前の段落の言いたいこと〕。しかし、〔この段落の言いたいこと(例えば、前の段落の例外など)〕。〔説明〕。
- 以前までは・・・だった。しかし、今は〔この段落の言いたいこと〕。〔変わっていった背景〕〔新たに生まれた問題点〕。
- ~の場合には、原則として、~である。〔補足説明〕。ただし、…の場合には…(例外)。〔補足説明〕。(法理学の本によくある型)
- 判例は~としている。これに対し、・・・という反対学説もある。(これも法律学の本でよく出てくる型)
- 〇〇とは、~(〇〇法〇〇条)。~については、学説上争いがある。A説は、~。~。一方B説は、~。(これも法律学の本でよく出てくる型)
- A研究によると~。~。~。また、B研究の知見を踏まえると~。~。~。(心理学の論文によくある型。心理学系の論文は一つの段落が長くなりがち)
今回は長くなるのでこれくらいにしておきます。後で個別に詳しい記事を書くかもしれません。
とりあえず普段使ってる教科書とかでどういう型が使われているか一度確認してみよう!
どうでしょう。多少順番の違いはあっても大体型通りだったんじゃないでしょうか。
普段読むときに「これは例示」とか「これは補足説明」とか考えながら読んでいってください!
まじで力が付きますので!
4.言葉に暗に込められた意味を読めるようにする
今度こそ最後です!
(特に日本語で書かれた)文章を読んでると、直接的には書いてないけど、読解すれば読み解くことができるような表現があります。
これを読めるようになると読むのが早くなったり、1回読んだだけで理解できる人になれたりします。
小手先じゃなく本当に読解力がある人はこの能力が高いです。
大抵の場合、本人は気づいてないですけどね(;’∀’)
気づいてないからこそ、なかなかこの事実が世間に知られることはないんです。
だからこそ私はそういうのを世の中の勉強で悩む人に伝えていきたいと思ってこのブログを書いています。
参照用に例文をもう一度貼っときます↓↓↓
労力に反して勉強の成果が出ない原因として、スポーツにおける場合と同様、大きく2つの原因が考えられる。まず、勉強の方法自体に問題がある場合である。勉強方法が不適切では、勉強効率が著しく低下し、いくら勉強時間を増加させようと効果は薄い。スマートフォンを机に置きながら勉強している場合(このような場合、集中力が低下してしまう)、意味を理解せず闇雲に暗記する勉強法等を用いる場合などは、勉強方法自体に問題がある場合と言える。
これに対し、勉強方法自体には問題がない場合、すなわち、学習者自体の能力に問題がある場合がある。このような場合にも、勉強効率が低くなるので、勉強時間を増加させたとしても効果は薄い。学習者の読解力が不十分な場合、睡眠不足等で疲弊しており頭が十分に働いていない場合などは、学習者自体に原因があるケースに当たる。
なお、後者の場合においても、以下の理由から、基本的には改善が可能である。すなわち、ヒトの脳は試行を繰り返すことで神経細胞間のつながりを密にしたりつながりの数を増やしたりし成長するものであるので、適切な改善策を講じさえすれば、読解力や記憶力といった学習者自体の能力は改善されるからである。
例えば、例文1行目「スポーツの場合と同様」と書いてあるってことは、
仮にスポーツについての記述がなかったとしても、「スポーツの成果が出ない主な原因も勉強の場合と似たようなものだよ~」ということがこの1文から分かります。
他にも、2行目の「勉強方法自体に問題がある場合」の「自体」という言葉もそうです。
勉強方法”自体”とわざわざ言ったということは、おそらく勉強方法自体でない場合もあって、それが2つ目の原因になるんだろうということがここを読んだ段階で想像できます。
小手先じゃなく本当に読解力がある人ならほぼ間違いなくその段階で推測できます。
それから、覚えておいた方が良い表現として最後の段落に出てくる「基本的には」があります。
「基本的には」とか「原則として」とか言っていたら、それは例外があるということを暗示しています。
例文にはそれ以上書いてないけど、「改善できない場合もあるにはある」ということが読み取れます。
でもこういうのは、今まで見てきた読み方をこれから生活の中で実践していけば自然と身についていくのでしんぱいしないでください(´▽`*)
なので、今は「そういうものもあるんだ」くらいに知っておくだけでOKです!
以上!!!
本当にお疲れさまでした!!
最後に
長々と見てきましたが、ここに書いたやり方を実践すれば必ず読解力が身につきます。
継続が大事です。普段教科書を読むときに読み方を意識して読むだけで必ず変わります。
「日本語だからなんとなく読めた気になっちゃうけど、実際はちゃんと読めていない。」
この事実にいかに早く気づいて特訓していくかが鍵です。
イクカガカギデス。なにこれめっちゃ言いづらい。笑
この記事を一回読んだだけだとしっくりこないかもしれません。私の書き方が下手なのもあるし、単純に情報量が多いこともあるし。
でも、日を置いてもう一度読み返してみてください。きっともう少し読みやすくなっているはずです!
脳みそはどんどん成長していくものなのです!
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あ、ちなみに、
この記事の目次の前の冒頭文を読み返してみると、「国語の読解力が一因です」と書いてあります。
「国語の読解力が原因です」とは書いていません。
つまり、これは「(これ以外にも原因はあるけど)国語の読解力が一因です。」ということを暗に意味しています!
こういう直接的に言わない表現に読み慣れると見違えるように読めるようになります!(*’▽’)
何気なく読むのと、読み方を意識して読むのとでは全然違います!
普段の日常の中で意識的に特訓しましょう!
それではまた!