中学生、高校生、やり直し英語中の大人の方まで、
こんな悩みありませんか?
例えば英作文やスピーキングの時
「私は本を読むのが好きです。」
↑これくらいなら、「私は好きです、本を読むのが」のようにすれば割と訳せますよね。
⇒ I like reading a book.
しかしここに関係代名詞が含まれてくるとたちまち全く訳が分からなくなる!!
これの関係代名詞でも使える英作文のコツとかないの!??
そんなあなたに朗報です。
英会話の時でも関係代名詞を特に頭を使うこともなくバンバン使いまくっている私が、誰も教えてくれない関係代名詞の文の作り方を伝授いたします。
私は海外経験があるわけでもないにも関わらず割とスラスラと英語を使いこなせています。毎日外国人と連絡を取り合っています。
しかし私は天才というわけではありません。ですのであなたにもきっとできます。つまり、そこには才能とか全く関係ありませんのでご安心してくださいね!最後まで読み終える頃には少なくともちょこっとは読む前よりも成長していただけるはずです。
では早速始めましょう!
まずは念のため関係代名詞とは何かサラッと確認します
念のため関係代名詞とは何かをサラッと確認しておきます!
超わかりやすく言うと、関係代名詞とは、関係しあった文章たちを1つの文章に合体できるようにしようぜ!なやつです。関係しあっているのに別々の文にするとまどろっこしいから合体できたら便利じゃね?ってのを叶える文法です。
This is a pen. I ordered it from overseas.
「これはあるペンです。私はそれを海外から取り寄せました」
↓
This is a pen (that) I ordered from overseas.
「これは私が海外から取り寄せたペンです。」
ってか、そもそも関係代名詞なんて実際の会話で使う機会あるの?
そもそもなぜ関係代名詞が必要なの?
日本語で例えると分かりやすいかもしれません。こんな感じのイメージです↓
↑これでも間違いではないですがまるでなぞなぞみたいでまどろっこしくないですか?だから、次のようにしたくないですか?↓↓
「これらは私がイタリアでとった写真です」
↓
↓まどろっこしいから合体させちまえ!
↓
These are photos I took in Italy.「これらは私がイタリアでとった写真です」
「私がまだ気づいていないことはありますか? あるいは、これで完成ですかね?」
関係代名詞の文の作り方の3つの重要ポイント
さぁ、ここからが本題ですね!
関係代名詞の文の作り方を知るにあたって重要なのは以下の2つのポイントです。
- 英語と日本語とでは世界の見方が違う!?
- 関係代名詞の文の作り方の最も重要な考え方とは、まずは「文章の核は何だ?」と考えることである!
英語と日本語とでは世界の見方が違うってマジ!?
「そもそも関係代名詞の作り方に世界の見方(視点)って関係あるの?」と思うかもしれません。
しかし!大いに関係あります!
むしろこれを理解していないからこそ英語が苦手・なかなか英作文やスピーキングが上手くできるようにならないといっても過言ではありません。
これからお話しする内容は、それほど重要なのにもかかわらず誰も教えてくれないことが多い超有料級な秘訣でもあります。ですので今お金を払って読んでいるくらいの意識で読んでいただけたらあなたの英語ライフが180度変わるかもしれません。
英語と日本語の視点の違い
では表形式で確認してみましょう。
英語 | 日本語 | |
---|---|---|
違い | 客観的に世界を表現する | 基本的に自分か相手の視点から世界を表現する |
例 | Yeah! That’s a great movie that made me crying a lot! 直訳:うん!あれは素晴らしい映画だよ!それは私をたくさん泣かせたよ! ↑『神様視点』で世界を表現していることに注目! |
うん!あれは素晴らしい映画だと思う!私めっちゃ泣いちゃったもん。 ↑『私視点』で世界を表現していることに注目! |
違いが出る理由 |
|
|
|
|
日本語は、誰が見ても意味が分かるのにわざわざ主語をつけるなんてむしろ不自然ですよね。
しかし英語は、形式的でも主語をつける必要がある言語なんですね。
さぁ、これを理解したうえで!ここからがとても重要です!
英語が苦手になる人と得意になる人の違い
苦手になる人 | 得意になる人 |
---|---|
|
|
|
|
|
|
|
|
今回は関係代名詞の文の作り方の記事ですので、詳しくは別の記事で解説いたしますが、
関係代名詞の習得において重要なのは2つです。(詳しくは後述します)
- 日本語の視点はいったん捨てて、客観的な視点から考える!
- 客観的に見て主語動詞は何になるかを考える!
- 客観的な事実を表現できていればどんな言い方だろうと自然な英語!(どの言い方が正しいかとかを考える必要はない)
- 日本語の語順に変換するのをやめて、英語の語順のまま日本語を使いながら理解できるようになる!
- (つまり、日本語の方を英語の語順にして理解できるように特訓しましょう!という意味です。
「私は弾いた、ピアノを」のような読み方を関係代名詞だろうと何だろうとやるということです。)
- その読み方を継続していくことで英語のまま日本語を介さずに理解できるようになっていきます。これは私が実際にそうなっていますので効果抜群です。
- (つまり、日本語の方を英語の語順にして理解できるように特訓しましょう!という意味です。
関係代名詞の文の作り方の最も重要な考え方とは?
さぁ、いよいよ本題中の本題です。
ここまでの話を理解していただければあとは話が早いです!
関係代名詞の文の作り方の最も重要な考え方とは一体何でしょうか?
結論から述べましょう。
関係代名詞の文の作り方の最も重要な考え方とは、文章の核は何かを考えることです。
これも例を見た方が分かりやすいです。
例えば最初の方に使った例「海外から取り寄せたペン」を英語にしてみましょう
「海外から取り寄せたペン」
- まず文章の核は何でしょうか?文章の核を考えるときは「要するに何?」と考えてみてください。
- 「海外から取り寄せたペン」とは最大限にシンプルにすると要するに「ペン」です。
- ということでまずは、a penと言って(英作文なら書いて)しまいましょう!
- 核を言ってしまえばあとは残りを後ろから付け足すだけです。残りは「海外から取り寄せた」ですね
- 「海外から取り寄せた」を英語にしてみましょう。先ほど述べた通り客観的に見てまずは主語動詞は何かを考えてみましょう。
- この場合日本語では省略されていますが「I(私)」が主語で「取り寄せた」が動詞になります。
- 「取り寄せた」なんて単語知らない!と焦らなくても大丈夫です。単語を知らない場合は自分の知っている単語に変換しましょう。例えば「取り寄せた→注文した」「取り寄せた→買った」のような感じです。
- 「I ordered」と「I bought」あるいは「I got」どれにしたら正解なんだ!?ーー全部正解です!先に述べた通り英語は客観的に事実を表現できていさえすればどんな言い方をしても問題ありません!どれでも正解です。
- さて、最後は残りを付け足していきましょう。残りは「海外から」ですね。「from overseas」でも「from a foreign country」でも何でもいいです。どちらでも同じ事実を表現できていますね?ですので両方正しいし自然です。
- これで完成!「a pen I bought from a foreign country」。もちろん「a pen I ordered from overseas」でもほかのでも正解です。(もしそれでバツを付けられたらそんな先生の言うことは聞かなくていいと私は思います。)
練習問題~関係代名詞の英作文を実際にやってみましょう
関係代名詞に関わらず語学自体が「習うより慣れろ」的な側面が強いですので、
今回お話ししてきたコツを忘れないうちに練習問題を解いてみましょう。
全部で5問です。
まずは今まで学んできたことを活かしてご自身で解いてみるのをお勧めいたします。
そのあとで解説を読んでみてください。
(1)私はボブにもらった本が最近のお気に入りです。
まずは腕試しにありがちなシンプルな問題です。
- 英作文(やスピーキング)では基本的に「とにかくまずは主語動詞。あとは残りを言えばいい」と考えてください。
- では、主語動詞は何でしょう?ここでも「要するに何?」と考えましょう。要するに「(ボブにもらった)その本がお気に入りです。」ということです。
⇒ということは、最終的にはThe book is my latest favorite. のようにbe動詞の文章になりそうです。(The book is my favorite lately/recently/these days などでももちろんOKです。) - be動詞の文なのでとりあえず「ボブにもらったその本」を英語に作り替えましょう。要するに何?「その本」です。
⇒The book- 残りは?「ボブにもらった」ですね。
- 「もらう」なんて単語知らない!って場合には言い換える、でしたね!
- では言い換えてみましょう。客観的な視点で考えてみると「もらう⇒ボブが私にgiveした」のようにgive(与える)を使えば言えそうです。
⇒The book (that) Bob gave (to) me
- さぁ、あとは残りを言えばいいだけです。
⇒The book that Bob gave me is my latest favorite.
どんなに文が長いとしても本質的には何も変わりません。「とにかくまずは主語動詞。あとは残りを言えばいい」です。
(2)私は美しくて本を読むのが好きで一人旅行をするのが好きな誰かさんを愛してる。
- 「とにかくまずは主語動詞」でしたね。どんなに文が長くても「要するに何?」と考えれば文章の核が見えてきます。
⇒「私は愛している」I love が主語動詞です。 - 目的語は「美しくて本を読むのが好きで一人旅行をするのが好きな誰かさんを」ですが、要するに何でしょうか?「誰かさん(someone/the person)」ですね。
- 「誰かさん」という単語が分からない場合は?言い換えでしたね!「誰かさん⇒誰かしらの人(someone)」あるいは「誰かさん⇒人(the person)」でもOKです。
- 現在「I love someone」まで来ました。「後は残りを言えばいい」でしたね。残りを付け足していきましょう。
- 「その人は美しい」を付け足します。
⇒I love someone who(that) is beautiful「私は誰かを愛している、その人は美しい」 - 「本を読むのが好き」を付け足します。
⇒I love someone who(that) is beautiful, likes to read books「私は誰かを愛している、その人は美しくて本を読むのが好き」 - 「ひとり旅が好き」を付け足します。「ひとり旅」を言い換えると「旅をする、一人で(travel alone / travel by oneself)」ですね!
⇒I love someone who(that) is beautiful, likes to read books, and likes to travel alone. 完成!「私は誰かを愛している、その人は美しくて本を読むのが好きで一人で旅行するのが好き」 - I love the beautiful person who likes to read books, and likes to travel alone.でもOKです。この訳し方のようにthe beautiful personとしたあなた!結構英語センスが高いと思います
- 「その人は美しい」を付け足します。
(3)つまり、俺のことが好きってこと?
(So do you mean you want to give them a useful phrase?)
- さぁ、今のつとみちゃんと私の会話で「~ってこと?」は、Do you mean [文章] だということが分かりました。ここでもそれが使えそうです。
⇒So do you mean - 「後は残りを言えばいい」でしたね!残りは「(あなたは)俺のことが好き(ということ)」です。
⇒So do you mean (that) you love me? 完成!
(I think thatの時のようにthatは省略可能です)
(4)「はぁ?!あなたは私の好きな人じゃないってことだよ」
- 「はぁ?!」はWhat?!でOKです。
- もう慣れてきましたか?「とにかくまずは主語動詞」です。「要するに何?」を考えると、「あなたは(その)人ではない」ですので、
⇒What?! You are not the person - 補足:もしかすると「私の好きな人」の部分で「私の」なので「my」かな?と思ってしまうかもしれませんが、客観的な事実を考えてみるとこれは「(その)人、私が好きな」ということですので、まずthe person(その人)が来てから、後ろから(that) I love のように説明していきます。
初めは慣れない思考回路ですが何度も何度も繰り返し練習していくうちに少しずつ少しずつ考えなくともできるようになっていきますのでご安心ください。 - ということで、What?! You are not the person (that) I love. 完成!
(5)「それが私の言いたかったことだよ」
- ここでも「私の」になっているからといって「my」だと考えてはいけません。客観的な事実を考えてみましょう
- 今回も主語動詞は単純な構造です。「それが(私が言いたかった)こと」。
⇒ですので、That’s what(the thing) ~- 「こと」はthing/somethingなどでもいいですが特に意味がない場合はwhatが会話でもよく使われます。
- whatの補足:whatはどんな時に使えるのかや使い方に自信がない方もいるかと思います。この場合の「what」は「thing」と同じと考えてOKです。つまり目的語や、前置詞の後ろに来る単語の代わりになります。
例:what I said 「私が言ったこと」
例:what I’m looking for 「私が探しているもの」
- 以上を踏まえて「私が言いたかったこと」を英語にしてみましょう。まずwhatが来て、その後ろから「どんなことか」を説明していく語順になります。
- ⇒That’s what I wanted to say. 完成!
- ⇒もしくは、That’s what I meant. 完成!
(「私が言いたかったこと」というのは「私が意味したこと」ということですので、「~を意味する」を意味する「mean」という単語を使うこともできます。会話ではこちらの言い方の方がよく使われます。)
語学において一回やっただけで習得できるということはあり得ませんが、
ここまで読まれたあなたであれば確実にこの記事を読む前よりも関係代名詞に強くなったと思います。
関係代名詞だけでなく普通の英作文(スピーキング)の能力も上がったはずです。
なんかなぎのくんの言いそうなことがだんだん分かってきたよ(笑)
でもその通り!今回のやり方を忘れないように2回以上はこの記事を読んでいただいてそのあと他のところでも同じやり方で英作文してもらえればスピーキングでも使えるくらいの瞬発力になっていきますよ!!
まとめ
- まず、日本語と英語では『視点(世界の見方)』が違う!
だから英語を読むとき話すときは英語の視点(客観的な視点)で考えるようにしよう!- 日本語は主観的(自分や相手からの視点)
- 英語は客観的(神様的な視点)
- 日本語の語順に変換するのをやめて、英語の語順のままで理解しよう!
(日本語の方を英語の語順にさせて理解するようにしよう!) - 関係代名詞の文を作るときは、核は何か、つまり「要するに何?」かを考える!
- あとは日本語から英語にする練習を1日3回だけでもいいので『継続』する!
もし質問や疑問、英語学習の悩みなどがありましたらお気軽にコメントお待ちしております。
今回の内容が「良いな」「良かった」と思った方は身近の方にシェアしていただけると嬉しいです。
では、ありがとうございました!